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〔廃棄食品肥料化〕/〔廃棄食品飼料化〕実地確認チェツクリストについて

2016年11月17日

食品廃棄物が不適正に転売された事案に関して、(公社)全国産業廃棄物連合会において進められていた、 排出事業者が廃棄食品の処理を行う事業所において実地確認を行う上で参考となるチェックリストがまとまりましたのでお知らせします。


(公社)全国産業廃棄物連合会のHP

1 産業廃棄物処理業〔廃棄食品 肥料化〕/産業廃棄物処理業〔廃棄食品 飼料化〕実地確認チェックリストとは

平成22年の廃棄物処理法の改正により、平成23年4月1日から、事業者が産業廃棄物の運搬又は処分を委託する場合には、当該産業廃棄物の処理の状況に関する確認を行い、当該産業廃棄物について発生から最終処分が終了するまでの一連の処理の行程における処理が適正に行われるために必要な措置を講ずるように努めなければなりません(廃棄物処理法第12条第7項を参照)。

 本努力義務を果たす方法の一つとして、処理を委託した産業廃棄物処理業者の施設を排出事業者が実際に処理業者を訪問して、実地確認することがあげられます。一部の都道府県等では、条例により実地確認について回数等を定めています。

 他方、排出事業者からは産業廃棄物処理は専門的・技術的すぎて、何を見て適正な処理業者なのか判断できないといった声が聞かれます。しかしながら、処理の技術的な内容はともかく、適正な処理業者か否かは、許可関係の書類を見たり、清掃を含めた施設の管理状況を直接見たりすることでわかることが多いものです。決して難しいものではありません。  

 適正な産業廃棄物処理業者は、自分たちの処理内容や施設を排出事業者に直接見ていただくことは大変重要なことだと考えており、積極的に訪問を受け入れています。産業廃棄物処理業者が排出事業者に対して処理の説明をし、お互いにコミュニケーションを取ることは廃棄食品の適正なリサイクル等を進める上で非常に重要だと考えています。
  
 本チェックリストは、排出事業者が廃棄食品の肥料化または飼料化を委託している産業廃棄物処理業者を実地確認する際に、何をもって適正な処理業者であるのかを判断すればいいのか、について参考となるものとして策定いたしました。

 なお、本チェックリストについては今後、排出事業者や産業廃棄物処理業者の意見を聞きながらよいものにしていきたいと考えています。御意見等ございましたら、全国産業廃棄物連合会事務局に御連絡いただいますようお願いします。

※サーバー負荷低減の為 添付ファイルは削除しました。(2018.03.30)